回答 その2
まず、乾いたタオルで畳を縦方向と横方向にそれぞれ拭いてみてください
横方向がツルツルで縦方向がザラザラでしたね。
さて、そこで問題です
光はツルツル面とザラザラ面とでは
どちらが良く反射するでしょう?
もちろんツルツル面ですよね
つまり
畳は横からの光を良く反射し実際の色より白っぽく見えるのです
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ここで6畳の畳の敷き方を見てみましょう
よく見ると2枚だけ違う敷き方の畳があります。
ここに縦横それぞれの方向から光を当ててみましょう
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部屋の入り口に立って窓の方向を見たとき色の違いがはっきりわかる |
敷き方の違う2枚だけがいつも色が違って見えるのがわかります。
ご理解いただけたでしょうか?色が違って見えるのは
光の反射だったのです。
理屈は解かったけど、今まで使っていた畳はこんな事はなかったと、おっしゃる方へ |
使い込むうちに畳の表面がザラザラになり光が反射しにくくなっていたと考えられますが、こんなときは、色が一番良く変わる時間帯を調べて(夕方頃が一番変わりやすい)その時間に畳屋さんに来てもらい色の違う畳の向きを変えてもらいましょう。目の前で色が変わるのが見えてちょっぴり面白いかも |
ちょっと一言 |
色が違って見える困った現象ですが、これを利用しているのが住宅展示場などでよく見かける縁のない半畳の畳だけの部屋です。一見2種類の畳のようですが、実は全部同じものです。(だからって展示場の畳を1枚向きを替えて来るなんてイタズラは、やめて下さいネ。私はそんなイタズラした事は、ありません。本当です。信じてください!) |
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縦と横を交互に敷いた例。色が違って見えるがすべて同じ物です。 |
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